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植樹祭による「植物の福祉」 【211号】

JUGEMテーマ:皇室による福祉

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『緑の保守』が地方を救う、日本を救う、世界を救う! 「あなたも私も緑の保守派。 名のる名のらぬ人の自由」。
 
 さて、現在の天皇陛下は年に4回程度、泊まりがけで東京以外の地方、つまりはいずれかの道府県を訪問されています(御用邸での静養は除く)。

 これらの地方訪問には皇后さまも同行されており、宮内庁では天皇・皇后の地方訪問のことを「地方行幸啓」と言っています。

 この地方訪問は(地方行幸啓)は年に4回程度ありますが、そのうちの3つは毎年行われている定例の行事です。

 その3つとは、、、

 ・「全国植樹祭」(4〜6月ごろ)
 ・「国民体育大会(国体)」(9〜10月ごろ)
 ・「全国豊かな海づくり大会」(9〜11月ごろ)

 関係者は特にこれらを「三大行幸啓」と呼び、普段、東京(皇居)にいる両陛下が地方を訪問し、式典への出席はもとより、全国の国民と交流される数少ない機会として、重要なものと位置づけています。

 法的には、国事行為にこそあげられてはいないものの、憲法の「象徴」規定に基づき”象徴として(このようなことを)行われるのがふさわしい”という位置づけをされた「公的行為」に分類されます。

 今回は、その「三大行幸啓」における「全国植樹祭」をクローズアップしてみます。

 そもそも、「全国植樹祭」は、戦後の荒廃した国土の緑を増やし、森林に対する国民の愛着をはぐくもうと、昭和25(1950)年から、現在の国土緑化推進機構が開催都道府県と共催で毎年行っている国土緑化運動の中心的行事です。

 山梨県で開催された第一回から天皇・皇后(当時は昭和天皇と香淳皇后)が出席し、会場で両陛下それぞれが苗木を植え、さらに大きな木箱でできた苗木に樹木の種をまくイベントを行い、国民に模範を示してきました。

 現在の植樹祭では、陛下が「国民の緑化運動がさらに広がっていくことを願っています」といった挨拶の後、「お言葉」を述べられます。

 この「お言葉」があるのは重要行事です。

 参考までに、第55回の宮崎市西都市で行われた植樹祭の時の「お言葉」の全文を紹介します。

<うやうやしく始まる>

 第55回全国植樹祭に臨み、ここ西都市「特別史跡公園西都原古墳群」において全国から集まった参加者とともに植樹を行うことをまことに喜ばしく思います。
 
 わが国は急峻な地形が多く、国土を豊に潤す水も、豪雨や台風のときには洪水や土砂崩れによって大きな災害をもたらします。そのような環境の下で、わが国の人々は長年にわたり、災害の防止や水資源の涵養(ゆっくりと養い育てること)のために、また、木材の供給のために森林を守り育ててきました。そして豊かな木の文化を生み出しました。

 現在、わが国は国土の7割近くが森林に覆われています。ここ宮崎県の森林率も非常に高く、76パーセントに達し、スギの素材生産量は全国1位であります。

 森林の造成には、忍耐強い努力が必要であります。森林を活力に満ちた状態に保つためには、間伐、保育などの管理を、絶え間なく続けることが大切であり、山村地域の過疎化、高齢化が進むにつれて森林の恵みを受ける国民各層からの幅広い協力が求められます。今日、全国植樹祭をはじめとするさまざまな活動を通して、森林や緑への関心が高まり、国の内外において、多くの人々が森づくりに参加していることを大変心強く思います。

 今回の全国植樹祭を契機として、森林の大切さについての人々の理解がさらに深まり、より多くの人々が森づくりに参加するようになることを願い、式典に寄せられる言葉といたします。

<うやうやしく終わる>

 この後に、いよいよ式典のメインである、両陛下による植樹(「お手植え」と「お手まき」が行われます。

 「お手植え」は両陛下が苗木を植えられること、「お手まき」は種をまかれることをいいます。

 両陛下は野立所から会場中央のお手植えの場所(芝地になっている)に移動し、それぞれ左右の場所に分かれて各3本の苗木を植えられる。

 「緑の少年団」(小中学生を中心に緑を守り育てる学習や奉仕活動を行う、”森林版ボーイ・ガールスカウト”のような組織)の子供たちが制服姿で両陛下それぞれに介添えとして付き、植樹に使う木製の鍬を渡す。
 
 桑を受け取ると天皇陛下はまずイチイガシの苗木、皇后さまはイロハカエデの苗木をそれぞれ植樹される。
 
 植樹場所にはあらかじめ苗木を植える部分の土が掘り取られており、介添えの子供たちが約1メートルの高さがある苗木を差し込み手で支えている。

 陛下と皇后さまはそれぞれ、苗木のわきにある植え戻し用の土を入れて植樹されていく。

 次に陛下はオガタマノキ、皇后さまがヤマザクラを同じように植樹(植樹場所は1本目の場所から数メートル離れたところ)、さらにそれが終わると3本目の場所に移動して、陛下がタブノキ、皇后さまがヤマモモを植樹される。

 お手植えが終わると、その場所のすぐ近くに置かれた2つの「お手まき箱」というお手まき用の、大きな冷蔵庫を横倒しにしたようなサイズの、土の入った木箱(プランターを巨大にしたようなもの)に陛下、皇后さまそれぞれが2種類ずつの種をまかれるお手まきが始まる。

 まず、陛下がオビスキの種、もう一方の箱では皇后さまがキリシマミズキの種を箱の土の植えにまかれる。

 種は木製の大きなますに入ったものを、介添えの子供が両陛下それぞれの前に差し出して、それを受け取られる。

 続いて陛下がハナガカシ、皇后さまがクスギの種をまかれる。

 種は苗木に育った後、地面に植え替えられる。

 なお、これら10種類の樹木は、開催県での代表的な品種の針葉樹・広葉樹から幅広く選ばれ、将来、バランスのよい森林になるよう考慮されている。
 
 両陛下は植樹の際、緑の少年団の男の子や女の子たちにも「この木(種類)は県内にたくさんあるのですか」などと声をかけられた。

 といった具合です(以上、山本雅人著「天皇陛下の全仕事」12参照)

 このような皇室による緑の普及活動こそが、最高の「植物の福祉」ではないかと思います。


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